バックキャスティング発想の練習方法
うまく出来ると高い目標が達成でき、充実感もひとしおのバックキャスティング
発想ですが、意外に出来ている人は少なく、一般には1割以下に留まっています。
普通の人では、その反対のフォーキャスティング発想(積み上げ式)しかしない
ので、その発想のままだと、私の担当講座のパフォーマンスが落ちます。
このため、講座と並行して、受講者の人達に課外でバックキャスティング発想の
練習をしてもらっています。
その練習の対象になるのが、自分の同僚だったり、部下だったり、家族だったり
するのですが、そうした人たちを対象に実際にやってみることで、その場でその
発想の効果を実感することができるので、喜んでもらっています。
そして、出来るといいことがあるので、継続する意欲が湧き、続けていると、
だんだんとその発想方法が定着してきて、仕事や生活が充実してくるようになり
ます。
さて、その練習には、3パターンがあり、第3パターンまで出来るようになると、
自分でバックキャスティング発想が出来るだけでなく、対象となる人にもその
発想をさせられるようになるので、一緒になって高い目標達成が出来るように
なって、さらに素晴らしいことになるのです。
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下記の図がその3パターンです。
第1パターン:イメージ想起編
こちらが自分で目標を立てて、それを実現して行く方法です。
バックキャスティング発想(以下BC発想)がフォーキャスティング発想(以下FC発想)と
一番違うのは、発想の順番で、BC発想では、最初に目標を決めます。
ただ、その目標が単なる数値目標だとイメージが湧かないので、私はそれを「仕上がりイメージ」と
呼んでいます。よく彫刻家が、木や石や氷から何らか目指す像を切り出していきますが、その際に、
「中に見えている像を切り出しているだけだ」というような趣旨の発言をしています。
仕上がりイメージとは、そのような目標とする「像」のことを言っています。
そして、その仕上がりイメージの実現方法=手段は、後で考えるのです。
そうすることで、高い目標設定が出来、その目標を実現する方法を考えることが出来る
訳です。

第2パターン:作業指示編
こちらは、目標となる仕上がりイメージは、こちらが考えますが、実現方法は相手に考えてもらい、
相手にそれを実行してもらい、共有する目標を実現してもらうやり方です。
目標を示すだけで、実現してくれるんですから、有難いですよね。
ただし、この際に注意しなければならないのは、相手に目標イメージがきちんと伝わることです。
そうでないと、後で、目標イメージと違っていたということが起こりかねません。
第3パターン:リアルコーチング編
こちらは、最初の目標を立てるところから相手にやってもらいます。
ただし、出来そうな目標を立てるのではなく、出来たら素晴らしい高い目標を立てさせて、
その後に実現方法を考えさせます。
そして、それでよさそうであれば、実行してもらって、結果の確認をします。
これがうまく行くと、自分でバックキャスティング発想できるようになるだけでなく、相手にも
バックキャスティング発想をさせることができるようになるので、いっしょになって
高い目標を達成することが出来るようになります。
ユニクロや日本電産、ソフトバンク等の会社では、皆、こういう方法で会社を発展させてきました。
うまく行けば、あなたにもそういうことが出来るようになるかもしれません。


